自分の能力のなさを実感する日々…。
テレフォンノイローゼ。
明日から、法事で帰郷します。
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まだまだ、だ…。
最近、自分はこの仕事には向いてないと思うようになった。
「『オレ様編集』になりかけてるよ!」と注意された…。そんなつもりは毛頭ないのだけれど…。
今は自分でつくれていないけど、もっと本をつくることだけに専心したい…。ただ本をつくることだけに専心したい…。本をつくりたい……。
自称編集者を名乗って、つくることだけに一生懸命になれているときは、考えもしなかったことを、今は大部分で考えなければいけないようになった…。「採算分岐」「用紙代」「印刷代」「製本代」「正味」「実売」「返品率」「適正定価」「正味売上」「原価率」「変動費のすり合わせ」……etc。
そうすれば、数字メインの仕事の人々に反論できなくなっていく…。彼らの言うことはもっともだ。何も間違っていない。それを知るだけで、編集に専念できることはなくなってしまう…。
確かに、「より良いものをより安く」提案できることが理想だけど、会社という形態上、利益が出ないものはやっていけない…。続かせるためには、「損益分岐」を下げるしかない。それにはどうするか…。おのずと方法は決まっていく……。それでも子どものように、「価格を下げろ」と、方策もなく言うのはただのわがままなのか……。続けるためには、一冊ごとに利益を追求するしかない。
それが商品である以上、売れない本などつくれない。そう思いつつも、つくる本の7割はやはり苦戦…。誰も手を抜いていないのは分かるのだけど、損益を考えていくと、製作者の思考とかい離していく…。計算機を叩けば叩くほど、五里霧中の業界だ。出版業界なんぞ、金持ちのバカ息子が余暇でやるのに相応しい業界のような気さえしてくる…。
みんなの言うことが痛いほど分かるから、誰の味方も出来やしないのです…。
営業も編集も、代表も、印刷屋も、紙屋も、誰も間違ったことなど言っていないのが分かるからこそ、苦しんでいるのです。
こんなことをしたいんじゃなかった…。
すべて勉強して、それでいてすべての味方になろうなんて思うと、精神を病んでいくだけだ。
みんな誰も間違っちゃいないのです。
だから誰の悪口も言えないのです…。
出版にかかわるものすべて、十人十色で多種多様だけど、「いい本を」「売れる本を」「より面白い本を」「より深い感動を」つくりたいという気持ちは、同じなのが分かるのです。
そのベクトルは一緒だけど、毛色の違うものをすべて受けて、まとめるなんてボクには無理だと分かっています。
ただ、ボクもまた、いい本が「つくりたい」のです。
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